イナリワンの紹介

生年月日

1984-05-07

ミルジョージ

テイトヤシマ

戦績

25戦12勝(うち地方:14戦9勝)

調教師

福永二三男(大井)→鈴木清(美浦北)

騎手

柴田政人

馬主

保手浜弘規

生産者

山本実儀

解説

地方の大井競馬で破竹の勢いで連勝し、
4歳で大井競馬の最高峰である東京大賞典を優勝し
中央へ移籍し年度代表馬にまで登りつめた馬がいる。
それが『イナリワン』なのである。

イナリワンはデビューを中央競馬ではなく地方競馬で迎えたのである。
1986年の12月にデビューをし2着に4馬身を付け見事初勝利を挙げた。
そのまま年明けの競馬に使うはずだったが、イナリワンをアクシデントが襲う。
ゲート内で怪我をしてしまい、そのまま休養入り。
南関東三冠である、羽田盃と東京ダービーを自重せざるを得なくなってしまったのだ。

そんな悔しさもありながら5月に復帰したイナリワンだがここでは怪我を感じさせずに勝利。
以後、連勝を積み重ね秋には南関東三冠の最後のレースである東京王冠賞に出走。
ここでも勝利し、年末の船橋競馬の東京湾カップも優勝し8連勝でこの年を終えたのだ。

イナリワンは芝・ダート問わないが、重馬場には極端に弱かった。

年が明けた1988年の初戦は重馬場に泣き3着と初めて負けてしまったのだ。
続く帝王賞でも重馬場が響き7着。
少しの休みを挟み、8月に出走した関東盃ではまたも重馬場に苦しみ5着。
その後、再び休養し11月の東京記念では3着、続く全日本サラブレッドカップでは2着と徐々に復調の気配は見せていた。
そして、大井の年末総決算である東京大賞典では見事に勝利を収め復活をし、それと同時にこの勝利をきっかけに中央への移籍が決定し、関東の鈴木清厩舎入りが決まった。

そして、中央でのデビュー戦は芝オープンのすばるステークス。
結果は4着、続くG2阪神大賞典では不利もあり5着に敗れてしまう。

この2レースの結果を受けて陣営は、鞍上に折り合いに定評のあった武豊を迎えたのである。
当時、武豊は若干21歳。
しかし、前年にスーパークリークで史上最年少でクラシック制覇を成し遂げ、勝ち星では関西リーディングとなり既に名実ともにトップジョッキーの仲間入りをしていたのだ。
そして迎えた第99回天皇賞(春)、当日は4番人気と言う評価であった。
1番枠からスタートし、一週目の坂を下るときも引っかかる事もなくスムーズに運び、最後の直線ではそのまま内を突き、2着に5馬身差を付ける圧勝。
移籍の2レースで見せた掛かり癖を、鞍上の武豊は見事にコントロールをしイナリワンに移籍後初勝利をもたらしたのである。
続く春のグランプリ宝塚記念でも見事に勝利を収め、春競馬を終えたのであった。

夏は休養に充て秋の復帰戦に選ばれたのは、東京競馬場で行われる毎日王冠であった。
春シーズンに主戦を務めていた武豊だが、お手馬のスーパークリークが怪我から復帰をし同騎手がこちらを選択したため、新たに柴田政人を迎えての秋初戦となった。

レースはオグリキャップを見る形で終始進め、直線で外に出すと粘り込みを図る馬たちをイナリワンとオグリキャップが猛追し50mにも渡る叩き合いの末オグリキャップが勝利を収めたのである。
史上最高の叩き合いを演じてしまった代償は思っていたよりも大きいものであったし、稍重の馬場もこの馬には堪えたのかもしれない。
春秋連覇を狙った天皇賞(秋)では6着に、その後も体調は戻らずに迎えたジャパンカップでは11着と惨敗してしまう。

そして、復活をかけた第34回有馬記念。
オグリキャップとスーパークリークの2強ムードが漂う中イナリワンはスーパークリークから大きく離れた4番人気であった。
当日の天候は雨。しかし、イナリワンが苦にするほど馬場は悪くならなかった。
レースはオグリキャップが早めの2番手、スーパークリークが5番手、イナリワンは中団で進めて行き、3コーナーで早くもオグリキャップが先頭に立ち、それを目掛けてスーパークリークが追い出し、イナリワンはその後から2頭を追走。
直線を向き、完全にスーパークリークの勝ちパターンに持ち込んだところをイナリワンがハナ差捉え勝利。
この勝利により、イナリワンは1970年のスピードシンボリ以来の春秋グランプリ連覇の偉業を達成。

この年のG13勝が評価されて、1989年の年度代表馬に選ばれたのであった。

しかし、その後は精彩を欠き翌年の宝塚記念を最後に引退したのだった。

オグリキャップ・スーパークリークと共に「平成三強」と呼ばれていたイナリワンは中央移籍後の3勝全てがG1という異彩を放った馬であった。

「勝つときは豪快に、負けるときは脆く」

そんな、強さと脆さを兼ね備えた馬こそ『イナリワン』だったかもしれない。

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