ビワハヤヒデという名馬をご存知ですか?
名前 | ビワハヤヒデ | 生年月日 | 1990年3月10日 |
父 | Sharrood | 母 | パシフィカス |
調教師 | 浜田正光 | 騎手 | 岡部幸雄 |
馬主 | (有)ビワ | 生産者 | 早田牧場 |
戦績 | 16戦10勝 | ||
優勝 | '93菊花賞(G1) '94天皇賞(春)(G1) '94宝塚記念(G1) |
1990年に1頭の繁殖牝馬がシャルードの子を宿した状態で日本にやってきた。
この当時、最強の兄弟と言われていたビワハヤヒデとナリタブライアンの母パシフィカスである。
パシフィカスは日本に来てシャルードの子を産む。
それが『ビワハヤヒデ』である。
1992年9月の阪神競馬場でビワハヤヒデは初戦を迎えた。
鞍上に指名されたのは、若干23歳にして既にG1を勝っていた岸滋彦であった。
2番人気に推され、結果は2着に10馬身以上の大差をつけての圧勝。
続く、オープンのもみじステークスもレコードの勝利。
3戦目には1400mのGⅡデイリー杯2歳ステークスが選ばれた。
距離が短いのではないかとの不安もあったが、そんな不安をよそにまたもやレコードでの勝利。
そして、12月13日の朝日杯3歳ステークスでは、1.3倍のダントツの人気を集めるも、外国産馬のエルウェーウィンにハナ差で敗れた。
それでも、ビワハヤヒデのクラシック最有力という評価は変わるものでは無かったと同時に、善戦マンへの入り口でもあった。
翌1993年は共同通信杯4歳ステークスから始動。
確勝を期したこのレースで、勝ったマイネルリマークを捉えることが出来ずにまたも2着。
この敗戦がきっかけで、主戦だった岸は降板を告げられるのであった。
ビワハヤヒデの新たなパートナーとして白羽の矢が立ったのが関東の名手・岡部幸雄であった。
その岡部を擁して迎えたオープンの若葉ステークス。
岡部が鞭を一発も使うことなく2馬身差の快勝。
トライアルを勝って迎えた、第53回皐月賞。
1番人気は弥生賞を勝った柴田政人騎乗のウイニングチケット。
2番人気にビワハヤヒデ。
3番人気は暮れのラジオたんぱ杯3歳ステークスの勝ち馬で武豊騎乗のナリタタイシンであった。
正に、三強の激突であった。
レースはビワハヤヒデが先団を見る形で進め、直線でウイニングチケットを交わし勝ったと思った瞬間外からナリタタイシンが飛んできてビワハヤヒデはクビ差交わされ2着になってしまった。
雪辱を期すには絶好の舞台である、第60回日本ダービー。
このダービーでも皐月賞と同じで、ウイニングチケット、ビワハヤヒデ、ナリタタイシンの順の人気であった。
有力馬ではビワハヤヒデが一番前。
その後ろにウイニングチケットとナリタタイシンと言った隊列。
4コーナーでビワハヤヒデが馬場の真ん中に進路を取ったのに対し、ウイニングチケットの柴田政人は最内にウイニングチケットを入れたのである。
坂下から先頭に立ったウイニングチケットをビワハヤヒデは捕まえることが出来ずにまたも2着になってしまう。
力がありながら中々タイトルには手が届かないというもどかしさだけを残したままビワハヤヒデの春が終わったのだ。
この頃はすっかり善戦マンという印象が拭えなくなっていたが、夏を越し秋を迎えたビワハヤヒデは一変するのであった。
他馬が休養にあてる夏にビワハヤヒデは厩舎に残り、厳しいトレーニングが課されたのであった。
その厳しい調教に耐えたビワハヤヒデは、秋の初戦の神戸新聞杯で楽に抜け出し勝利。
11月7日の第54回菊花賞。
ナリタタイシンの回避により、ウイニングチケットとビワハヤヒデの一騎打ちムード。
初めて1番人気に支持されたビワハヤヒデは、序盤は2・3番手を進み最終コーナーで先頭に立つとそのまま押し切り2着のステージチャンプに実に5馬身を付け、春の鬱憤を晴らすかのような勝利であった。
年末の有馬記念への出走を決めたビワハヤヒデは、初めての古馬との戦いにも関わらず1番人気の支持を受けたのだ。
レースは、菊花賞と同じく最終コーナーで先頭に立ちそこから粘り込むかと思いきや、1年ぶりに復帰したトウカイテイオーに半馬身差で敗れてしまったのだ。
菊花賞制覇とG1で2着3回の安定ぶりが評価され、この年の年度代表馬に選ばれたのであった。
しかし、ビワハヤヒデの強さが際立つのは翌年の話である。
明けて1994年。
ビワハヤヒデは早々に京都記念から始動する。
斤量59㎏に加えて稍重の馬場だが全く苦にすることなくここでも7馬身差の圧勝。
4月19日の第109回天皇賞(春)
スローペースに折り合いに苦労をしながらも、直線では余裕で抜け出しナリタタイシンに1馬身1/4を付け楽勝。
続く宝塚記念では、ナリタタイシンが回避してしまいこの中にはビワハヤヒデの相手になる馬はおらず、2:11.2のレコードで2着に5馬身差を付け大楽勝であった。
再び夏を自厩舎で過ごしたビワハヤヒデは秋の初戦をオールカマーにし、ウイニングチケットとの再戦であったがここも1馬身3/4を付け勝利。
天皇賞(秋)へと駒を進めた。
しかし、鞍上の岡部はビワハヤヒデの異変を薄々感じていのだ。
10月30日第110回天皇賞(秋)
ビワハヤヒデは1.5倍の支持を受けていた。
スタートから3番手をキープし先行するが直線を向いてもいつもの伸びを見せることが出来ずに5着に敗れてしまう。
生涯初の連を外してしまったのだ。
レース後、ビワハヤヒデは屈腱炎を発症していたことが分かった。
全治1年と診断され、陣営は引退を発表した。
これにより、有馬記念での兄弟対決は実現することはなかったのであった。
16戦10勝2着5回
実に安定した成績であったビワハヤヒデ。
距離・斤量問わず力を発揮したビワハヤヒデ。
しかし、華々しい弟の影に隠れてしまったのもまた事実。
ただ一度だけでも弟と決着さえ付けれていれば、この馬の評価もまた変わっていたのかもしれない。
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